公開: 2021年12月18日
更新: 2021年12月18日
米国社会では、1980年代から、ソフトウェアの調達に関して、発注側と受注側の企業との間で、共有され、合意されていなければならない情報を標準化して決めておくべきとする考えが提案され、「ソフトウェアの要求仕様書」と言う名前で、その具体的な項目が議論された。
1990年代に入って、この文書構造の定義は、IEEE(米国の技術者団体)によってIEEE830として標準化された。さらに、この米国標準は、その後、IT系の国際標準化団体であるISO/IEC JTC1においても議論された。日本においては、公益団体である情報サービス産業協会が、それを翻訳する形で、参考資料として公開している。
大場 充著、「グローバルコラボレーション」、日科技連出版(1999)